理学療法とは、身体に障害のある患者に対し、主として、歩行などの基本的動作能力の回復を図ります。 理学療法部門は約300平方メートルの機能訓練室を有し、理学療法士14名が従事しております。
当院の理学療法部門で対象となる疾患・障害は、パーキンソン病や脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなどの神経疾患、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患、重症心身障がい児・者、脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患、腰椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折などの整形外科疾患などがあります。
病気やけがにより、手足を動かすことが困難であったり、息切れなどにより動くことに制限が生じた場合、起き上がる・座る・立つ・歩くといった動作に支障を来たします。 理学療法部門では、医師の指示に基づいて、関節可動域運動・筋力増強運動・協調性運動・持久性運動や、起居動作(寝返り・起き上がりなど)、移乗動作(ベッド⇔車椅子への乗り移り)、起立、歩行、階段昇降などの移動動作の練習を各個人の症状に合わせて実施しています。