Topixとして、昨年度、最新のCTとMRI装置が刷新され、当センターの病院機能である"呼吸器疾患と神経疾患を中心とした「面倒見のいい病院」"に基づく画像提供と態勢が整いました。両装置ともAI(人工知能)技術搭載したDeep Learning(ディープラーニング)を用いたノイズ低減技術により、高分解能・高画質な画像の提供をしています。特にMRI検査に関しては、当院の特徴である機能的脳疾患に対して、効果的な画像が得られるようになりました。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応として、徹底した感染予防対策が可能となり、予約なしで即日の検査が可能です。
(参照画像)
放射線を利用することによって得られる診断および治療のメリットが被ばくによるデメリットを上回ること、並びに患者さんの被ばくを出来る限り低減することを念頭に置いています。
また、医師・看護師や他の部門と協力して医療事故防止の対策や安全確認を行い、安心して安全な検査を受けて頂くよう安全管理に努めています。
MRI検査とは、非常に強い磁力と電波の力によって人体の様々な部分を任意の方向から撮像可能な診断装置です。
特徴として放射線被ばくがなく任意の断層像が得られ、造影剤を使わずに血管を描出することができます。CT検査に比べて検査時間は長く、検査中は少し大きな音がします。
○AI(人工知能)技術搭載の最新型1.5MRI導入
CT検査とは、装置が回転しながら人体にX線を照射し、その情報をコンピュータ処理して輪切り画像を得る検査です。
当院の最新CTでは厚さ0.5mmの輪切り画像を短時間で得られ、さらにそれらを用いて様々な3次元画像を作ることが可能です。
○AI(人工知能)技術搭載80列CT導入
一般撮影とは、よくレントゲン撮影と呼ばれる検査で、主に胸部、腹部、骨などを撮影し初期診断に用いられます。
マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン装置を使用し、乳腺を見やすくするために乳房を薄くはさんで撮影します。そのため多少の痛みを伴いますが、乳房を薄く均等にひきのばすことでより多くの画像情報が得られ、かつ被ばく量も減らすことができます。 当院はマンモグラフィ検診施設画像認定を取得しており、撮影は認定取得 した女性技師で対応しています。 検診も予約なしで当日検査を受けていただけます。
骨密度測定とは、骨に含まれるカルシウムなどのミネラル量を測定する検査です。骨粗しょう症の程度を調べ、治療の効果判定に用いられます。当院の装置は、2種類のエネルギーの異なるX線で測定するDEXA法を用いており測定精度が高く『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』でも、この方法が推奨されています。またこの装置では全身の筋肉量を測定することが可能でサルコペニアの診断にも有用です。サルコペニアとは加齢や疾患により筋肉量が低下し身体機能の低下が起こることをいいます。
当院のX線TV装置は2台あり、検査の内容により使い分けを行なっています。
X線TV装置では、バリウム等の造影剤を使いた食道・胃・十二指腸検査、腎臓から膀胱などを調べる尿路検査、チューブの留置や交換、内視鏡とX線TV装置を併用して大腸などを調べる検査が行われています。
多目的X線TV装置では、神経根ブロック、血管造影、気管支鏡、嚥下造影など検査の手技に時間や人を要する検査を行なっています。