当院の骨粗鬆症外来ではDEXAという器械で精密に骨塩量を測定し、骨代謝マーカーの測定などきめ細かく骨粗鬆症の診療を行っています。
関節リウマチでは専門医が内服や生物学的製剤を使用し炎症や痛みの改善をめざします。
手外科及び四肢や体幹の腫瘍に対しても専門的な診療を行っています。
脊椎疾患や関節疾患に対しては経験豊富な医師が診療を行い手術等必要に応じて奈良医大及び関連病院と協力し治療いたします。
整形外科は広い範囲の疾患を診療しますが、患者さんに満足していただける医療を目標としています。
高齢化社会に伴い脆弱性骨折(転倒などの軽微な外傷による骨折)や変形性関節症、脊椎の疾患が増えています。
当院ではレントゲン、CT、MRI、関節鏡などの検査で精密に調べます。手術を必要とする患者さんには、麻酔科の協力のもと安全に安心して手術をうけていただくようにしています。
いつまでも自分の足で歩けるように骨粗鬆症、腰部脊椎管狭窄症、変形性関節症の治療に積極的に介入し、ロコモティブ症候群の予防に努めています。
なお当科初診の患者さんはかかりつけ医があれば診察を円滑にするために、紹介状や必要に応じ画像資料などをご持参してください。
①関節リウマチ (水曜日:中川)
関節 リウマチは免疫の異常により発症すると考えられていますが完全な原因は解っていません。
症状としては『手指を中心とする各関節のこわばり』『関節の腫れ・痛み』です。関節リウマチという名前のとおり、関節を侵す病気で、軟骨・骨に波及し、関節破壊や変形をもたらします。ときにその症状は全身の多くの関節にまで及びます。放っておくと、関節のみならず肺、心臓、腎臓などの内臓
器にまで炎症が及びます。ですので、早期診断・早期治療が必要です。
薬物療法が基本となります。関節リウマチの薬物治療は時代とともに進歩し、 時々刻々変化しております。最近では【生物学的製剤】と呼ば れる注射を中心とした治療も行われます。しかし、重要なのは、患者様ひとりひとりのからだの状態、薬の副作用などを考えて治療を選択することです。当院ではリウマチ認定医・登録医の中川による関節リウマ チに対する専門外来を設け、診断・治療を行っております(専門外来:水曜日)。
②骨・軟部腫瘍 (金曜日:三井)
『これって、腫瘍(できもの)?』~骨軟部腫瘍に対して~
「あれ、なんだろ・・?しこり?」
「レントゲンを撮ってもらったら、骨になんかできていると言われてしまって・・」
「腫瘍(できもの)って、ほっといていいのかしら?病院行くのも怖いし・・・」
このような話をときどき耳にします。確かに、腫瘍は放っておいて大丈夫なものも多いですが、なかには“悪性腫瘍”と診断されるものがあります。“悪性腫瘍”は生命を脅かすこともあり、手術で治療しても生活に大きく支障を来す機能障害を残すこともあります。運動器に発生する腫瘍(骨腫瘍、軟部腫瘍)の診断はときに非常に難しく、整形外科の中でも腫瘍専門の知識のみならず、やはり数多くの治療経験が必要といわれます。
当院では奈良県立医科大学で長年にわたり骨軟部腫瘍の治療を行われてきた三井名誉院長・奈良県立医科大学名誉教授による骨軟部腫瘍に対する専門外来を設け、診断・治療を行っております(専門外来:金曜日)。診断結果によっては、奈良県立医科大学整形外科【骨軟部腫瘍】グループと連携して治療を行います。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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入院 | 2,022人 | 1,813人 | 1,824人 | 1,756人 | 1,356人 |
外来 | 3,532人 | 3,200人 | 3,446人 | 3,562人 | 2,847人 |
CT | X線をいろいろな方向から照射して、結果をコンピューターで解析して、内部を見る検査です。体を輪切りにして骨や骨以外の組織の中を覗くように観察できます。 |
MRI | 磁器を利用し組織の磁力の受け方により内部を調べる方法です。 |
骨塩定量 | DEXAで骨塩定量を行います。 →骨粗しょう症外来 |
【専門分野】 | |
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【所属学会・研究会等】 | |
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