奈良医療センター薬剤部は薬剤師9名、助手1名で構成されています。 それぞれのスタッフは近畿地区の総合病院などの勤務経験があり、それらの病院での豊富な経験、知識と、学会認定薬剤師など各種ライセンスを併せもっています。

調剤業務

  • 調剤業務の様子自動錠剤分包機による錠剤やカプセル剤の縦割り一包化や散薬・水薬監査システムを導入して一連の調剤システムを構築することにより、調剤の効率化や調剤過誤防止対策を行っています。
  • 入院患者様(慢性呼吸器疾患、結核、脳神経内科、重症心身障害者、筋ジストロフィー等)の薬については各患者様の特性に合わせて服薬時毎の一包化を実施し、調剤後は十分な監査を行い、安全で間違いのない薬を提供しています。
  • 当院薬剤部では外来患者様のお薬は「かかりつけ薬局」での調剤をお願いしています。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)の採用

  • ジェネリック医薬品の積極的な採用を行い医療費の軽減を行っています。
  • ジェネリック医薬品とは新薬(先発医薬品)と同じ有効成分で、有効性(効能・効果)、安全性等が同等かつ用法・ 用量が同一であり、新薬に比べて低価格の医薬品のことです。

薬剤管理指導業務(服薬指導)・病棟薬剤業務

  • 服薬指導結核を含む呼吸器内科、脳神経内科、外科、脳外科、整形外科病棟で行っており、服薬の説明、服用状況の確認、持参薬の鑑定、副作用のモニター等を行っています。結核患者様に対しては、退院後の保健所、院外調剤薬局との連携をはかり服薬コンプライアンスの維持に努めています。
    また厚生労働省に副作用報告を随時行い医薬品の安全性対策に積極的に関わっています。
  • 患者様に質の高い医療を安心して受けていただくために、当院では一部の病棟に専任の薬剤師を常駐配置しています。又、それ以外の病棟においても担当の薬剤師を配置して、お薬の相談等に応じています。


  • 結核の薬
  • 結核の薬
    結核の薬は規則正しく服用しないと薬に効かない結核菌(多剤耐性菌)ができてしまうので、服薬の確認と副作用のチェック、他の薬や食事との飲み合わせの調査や説明を行っています。また、退院後の生活のこと食事のことなどを指導し、かかりつけ薬局に対する連絡(服薬内容、副作用の有無等)を行っています。

注射薬調製業務

専用の無菌室での高カロリー輸液の無菌調製、安全キャビネットでの抗ガン剤の無菌調製及び化学療法レジメン管理により、徹底した安全管理を行っています。

調剤業務 調剤業務2

院内製剤

院内製剤については、専用の部屋を設け患者ニーズと医師の要求にそった特殊製剤の調製を行っています。

院内製剤

医薬品情報管理業務(DI業務)

医薬品情報管理(DI業務)については専任の薬剤師が「緊急安全性情報」などの医薬品情報を随時院内に掲示し、採用医薬品やトピックなどを掲載したDIニュースを毎月発行しています。

糖尿病教室

薬剤師が月ごとに開催される糖尿病教室に講師として参加し、患者教育に携わっています。

糖尿病教室

チーム医療

医療安全管理委員会、院内感染防止委員会、栄養サポートチーム(NST)、褥瘡対策チーム、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、てんかんカンファレンスのメンバーとして積極的にチーム医療を推進しています。

チーム医療

治験業務

治験に関しては、全国の国立病院機構施設とネットワークの構築ができており、また臨床研究も積極的に推進しています。

薬学生実習

毎年、各大学の薬学部より実習生の受け入れを行い、「認定実務実習指導薬剤師」が後進の指導に当たっています。
(主な大学:大阪医科薬科大学、京都薬科大学、近畿大学、神戸薬科大学、摂南大学、武庫川女子大学、立命館大学、同志社女子大学、大阪大谷大学 等)


以上のような業務を行いながら、スタッフは各種学会の講習会等に積極的に参加し自己研磨に努め、患者さまの治療の一端を担い、安全で正確な薬の供給や情報提供を行っています。

薬についてのご不明な点は、窓口にてお問い合わせ下さい。

先輩からのメッセージ

奈良医療センターの薬剤師の業務は、調剤業務、病棟業務、抗がん剤調整業務、チーム医療、治験業務など多岐に渡ります。当院の特徴として、パーキンソン病やてんかんなどの神経難病や、結核などの肺疾患に対する薬物治療に関わる業務を行っています。 多職種との距離が近く、カンファレンスにも積極的に薬剤師が参加しています。
病棟スタッフや医師からの問い合わせ、院外薬局からの疑義照会などにも対応しています。
慢性期疾患の患者は長期的な薬剤管理が必要であり、服薬指導を通して、最適な治療に貢献できるよう心がけています。(平成29年卒)