診療科案内・・・がん、神経筋疾患、重症心身障害、呼吸器など質の高い診療機能を備えた診療科

リハビリテーション科

当院のリハビリテーション科では、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、心理療法部門の4部門が設置されています。

理学療法部門

理学療法部門では、約300平方メートルの機能訓練室を中心にして、理学療法士11名が従事しております。

理学療法部門

当院の理学療法部門で対象となる疾患・障害は、パーキンソン病や脊髄小脳変性症、筋ジストロフィー症などの神経筋疾患。肺気腫などの呼吸器疾患。また、重症心身障害者、脳梗塞、脳出血の後遺症。腰椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折、膝関節置換術後などの整形外科疾患などがあります。

医師の指示に基づいて、関節可動域訓練、筋力増強訓練、バランス、協調運動訓練、持久力訓練や、床上動作(寝返り、起き上がりなど)、移乗動作(ベッド、車椅子への乗り移り)、起立・歩行、階段昇降などの訓練、高次脳機能を考慮した訓練などを行っています。

作業療法部門

作業療法部門は作業療法士が4名従事しております。

作業療法は主として応用的な日常生活動作の改善を目的に行われるものです。 理学療法と同様に、医師の指示に基づいて治療・訓練、指導を行います。 作業療法の「作業」というのは、仕事、日常生活活動、家事、遊びなど、実際の生活の中で行われる活動を指します。治療内容においても、実際に生活(食事、着替え、トイレ、入浴など)の中で行われる活動が含まれてきます。 また、編み物、木工、折り紙、塗り絵の作業活動を通じてリハビリを行う場合もあります。

残された機能だけではどうしても行えない動作がある場合、その動作を可能にするための「自助具」の選定やコミュニケーションツールの導入も行っています。 また、家庭での生活上の動作について指導させて頂いたり、ご家族の方へのアドバイスなども行います。

精神的心理的にも、認知症の症状に対しても、色々な活動を通して働きかけていきます。 また高次脳機能障害に対して、他職種と連携して、日常生活活動や就労を目的とした代償手段の獲得や訓練を行っています。

作業療法部門


言語聴覚療法部門

言語聴覚療法部門では、言語聴覚士4名が従事しています。

言語聴覚療法部門

当部門では、ことばによるコミュニケーション障害や、摂食嚥下(食べる・飲み込む)でお困りの方に対して専門的な検査・評価を行い、必要に応じてリハビリテーション・指導・家族への助言を行います。 言語聴覚療法対象の方々の困難が少しでも改善し、自分らしい豊かな生活が送れるよう支援します。

 

 リハビリテーション内容

当院では主に失語症、構音障害、高次脳機能障害、摂食嚥下障害についてリハビリを行っています。


心理療法部門

心理療法部門では、現在2名の心理療法士が従事しております。

当院では、小児から高齢者までを対象に、心理検査を通して発達、または心の状態や脳・神経の働きを評価し、お困りの方に心理療法や認知リハビリテーションを行っています。具体的には以下の方を対象に援助を行っています。

心理療法部門


 高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、脳損傷によっておこる記憶・注意・遂行機能・社会的行動等の障害の総称です。これらに問題が起こると、日常生活や社会生活において様々な支障をきたします。その方の高次脳機能障害の全体像や程度を詳しく評価させていただき、適切なリハビリテーションにつなげるとともに、ご家族や周囲の方への症状説明、日常生活を送る上での工夫や助言、社会生活に復帰する際の様々な援助を行っています。


 パーキンソン病

パーキンソン病は「手の震え」「動作の緩慢」「歩行障害」などの症状が現れます。近年では、歩行障害と認知機能の低下との関連性が示され、認知面へのアプローチも注目されています。そこで、遂行機能、注意機能、記憶、視空間認知などの認知機能を、各種神経心理検査を用いて評価をします。また、障害の程度に合わせた課題やゲームなどの認知リハビリテーションプログラムを立て、アプローチを行います。


 てんかん

大脳の神経細胞(ニューロン)が突然崩れて、激しい電気的な乱れ(ニューロンの過剰発射)が生じることによって起きるのが、てんかん発作です。てんかん発作は繰り返し起こることが特徴です。

当院のてんかんセンターでは、入院による長期脳波ビデオ同時記録検査を行っています。それと同時に、認知・記憶・言語等の神経心理検査を実施し、脳部位の機能と認知機能との関連を調べています。外来でも各種検査による認知機能評価や心理療法によるサポートを行っています。


 発達障害

発達障害とは、先天的な要因によって社会性の遅れ、行動や注意のコントロール、特定の分野の学習が苦手といった症状を示すものです。主なものとしては、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、限局性学習障害(学習能力の特異的発達障害)などがあります。

当院では、発達検査や知能検査を用いて、現在のお子様の発達を評価します。その中で、お子様の学習における得意不得意を掴み、今後の支援の方法を考えます。その後、必要に応じて、お子様には認知リハビリテーション、保護者の方には発達、教育相談を実施します。

チーム医療

リハビリテーション科では、ボトックス治療の補助、DBS(脳深部刺激療法)調整の補助、パーキンソン病パス入院、高次脳機能障害パス入院、COPD教育入院、重症心身障碍者カンファレンス、緩和ケアチーム、RST(呼吸ケアラウンド)、排尿ケアラウンド、褥瘡回診など、医師をはじめ他職種と連携したチーム医療にも参加しています。